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2025.04.20
【批判されるほど売れる法則】値下げ要求を無視して売上10倍!VIP席の秘密
S&K Holdings
商品やサービスに対して意見が飛んできたときに一番やってはいけないのが、「ターゲットじゃない人の声を真に受けること」です。
これは、ビジネスの基本でありながら、現場では意外とよく起きる落とし穴。
たとえば、こってり系で有名な「ラーメン二郎」が、20代の女性(マーケ用語でF1層)の「量が多い」「脂っこい」という声に合わせた「さっぱりミニラーメン」を出したら…
これまでのラーメン二郎ファンはどう思うでしょうか?
今回は、商品開発において「誰の声か?」を見極めることの大切さを解説します。
この記事はVoicyの「No. 296 ターゲットじゃない人の話を気にするな」を基に執筆しています。
15,000円のVIP席は「高すぎる」?批判の嵐の中で起きた完売の真相

「地元の人は買わない」「高すぎる」とSNSで批判が殺到した阿波踊りのVIP席(15,000円)。確かに、否定的な声は目立ちました。ですが、似たような価格帯で販売されたねぶた祭りのVIP席は、販売開始からわずか2日で完売。対照的な結果が出た理由は何でしょうか?答えは「誰をターゲットにしていたか」です。
ねぶた祭りのVIP席は、海外からの観光客や出張で訪れる富裕層を想定して設計されています。彼らにとって15,000円は「旅の演出費用」であり、むしろ割安です。長時間立ちっぱなしで人混みに揉まれることなく、飲食やトイレの不安もなく楽しめる。快適さという“価値”を買っているのです。
一方、批判の多くを寄せた“地元の人たち”は、そもそもターゲット外の存在。サービスの意図も背景も知らずに「高い」と切り捨てるのは、まったく的外れだったのです。
全ての声を平等に扱うな!誰の声かを見極めよう

ビジネスをしていると、どうしても「たくさんの声」に耳を傾けたくなります。特にSNSの時代は、ネガティブな意見が目立ちやすい。
でも、冷静になってください。その意見を言っている人は、本当にあなたの商品を買う可能性がある人ですか?
- 買う気のない人の「高すぎる」
- 食べたことのない人の「おいしくなさそう」
- 参加しない人の「意味がない」
これらの意見は、まったく意味を持ちません。
むしろ、「自分はターゲットではないから、この価格帯は合わないな」と感じたら、その意見はスルーするのが正解。逆に、あなたが買わないものに対して否定的な感情が湧いたときも、「これは自分向けじゃないだけ」と気づけるようになると、無駄な批判や摩擦が減ります。
「安くしないと売れない」は錯覚|真のターゲットは価値に惹かれる

日本では「安い=正しい」という価値観が根強くあります。ですが、これはターゲットを曖昧にした時に陥る典型的なワナ。
高くても「その価値がある」と思う人に届けられれば、価格は障害になりません。むしろ、安さを重視すると、本当に必要な人の信頼を失うこともあるのです。
たとえば、プロ向けのツールを「初心者でも使えます」とアピールした結果、誰にも刺さらない中途半端な商品になることがあります。これは本当にもったいない。
だからこそ、自分のビジネスが誰のためにあるのか。常に立ち返ることが重要です。
まとめ:声は聞いても、全部は拾わない

意見を集めるのは大事です。でも、全部の声を拾ってしまうと、本当に届けたい相手に届かなくなります。
ターゲットじゃない人の声は、「情報」ではなく「ノイズ」。
・あなたの商品を買わない人
・価値を感じない人
・そもそも興味のない人
こういった人たちの声を軸に意思決定をしてはいけません。
あなたのサービスが本当に助けたい相手の声を聞いて、そこに集中する。これが、ブレないビジネスの基本です。
今日のワンポイント英語スラング:「Netflix and Chill」
一見「Netflixを見ながらくつろぐ」という意味に見えるこのフレーズ。
実はスラングでは「セックスをしよう」という隠語です。
What do you wanna do tonight? Netflix and chill?(今夜どうしたい?Netflixでも観ながらくつろがない?)
このような使い方をすると、ちょっと大人のニュアンスを含む提案になります。
※カジュアルな表現なので、使う相手やシーンは選んでくださいね。