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2025.05.19

「型だけ真似る」が成功の鍵!差別化とスピードを両立させる模倣の技術

S&K Holdings

新しいビジネスを始めるとき、多くの人が「誰かの真似はしたくない」と考えがちです。

でも実は、成功の近道は真似ることにあります。

すでに実績のあるやり方を取り入れることで、無駄な試行錯誤を減らし、成果を早く得ることができるからです。

本記事では、「真似ること」に対する誤解を解きながら、実践的な視点をお届けします。

この記事はVoicyの「No. 305 プライドは捨てて真似ろ」を基に執筆しています。

真似る=差別化とスピードを両立させる模倣の技術

真似ることが効果的とはいえ、ただのコピーでは意味がありません。重要なのは「何を真似て、何を自分らしくするか」の見極めです

成功例からは「型」だけを取り入れ、自分の強みや価値観を上手に掛け合わせることで、オリジナルへと昇華できます。

丸亀製麺のビジネスモデル(うどんと天ぷらを別に提供する形式)がヒットしているなら、その”サービス導線だけ”を真似すれば良いのです。

仕入れの仕方、価格帯、メニュー構成、接客スタイルなどは自分たちの哲学やリソースに合わせて自由に設計できます。

決して全てを真似る必要はありません。

実際、どれだけそっくりにしたとしても、表に見える部分はほんの一部。裏側のオペレーションや企業文化は真似しきれないし、そこまでやらなければ本当の再現にはなりません。

逆に言えば、「少し似ている」だけでは、相手にとって脅威にもならないし、自分にとっての失敗の原因にもならないのです。

最初は型から。そこから自分らしさを加えていく。それが、再現性と独自性を両立する、賢いやり方なのです。

「真似」は最高のタイムマシン!他者の経験から学ぶ時間短縮術

ビジネスにおいて、最も貴重な資源のひとつが時間です

ゼロから手探りで進めるより、すでに成功している方法を取り入れた方が、はるかに早く成果にたどり着けます。

真似るという行為は、言い換えれば「誰かが何年もかけてたどり着いた答えを、先に教えてもらうこと」です。

もちろん、真似ただけで成功するわけではありません。むしろ、真似たあとが重要です。試してみて、合わない部分を調整し、自分にフィットする形に磨いていく。その繰り返しが、あなた自身のスタイルを作っていきます。

さらに、模倣には副産物もあります。分析力が磨かれることです

  • なぜこのやり方がうまくいっているのか?
  • どの要素がキーになっているのか?

このような問いを持ちながら模倣することで、ビジネスセンスも自然と高まっていきます。

時間を節約しながら、実践の中で学びを深める。だからこそ、真似ることはむしろ攻めの選択なのです。

「オリジナルへのこだわり」が失敗を招く!成果にコミットする思考法

多くの人が「誰かの真似をしたら評価が下がるのでは」「自分の価値がなくなるのでは」と不安になります。

しかし、その感情の裏にあるのは根拠のないプライドです
このプライドこそが、ビジネスのチャンスを潰してしまう最大の敵かもしれません。

考えてみてください。あなたが独自にこだわって打ち出した方法が失敗し、誰かの真似から始めたやり方が軌道に乗ったとしたら、どちらを選ぶべきでしょうか?

当然、成果を出す方ですよね。

重要なのは「自分が納得できるか」ではなく、「お客様に価値を届けられるか」です。

実際、どんな成功者も最初は誰かの影響を受け、そこから徐々に自分のスタイルを築いていっています。

真似ることは、恥ずかしいことでもズルでもありません。むしろ、やらない理由を作って行動を止めるほうが、はるかに損失です。

プライドを一度手放してみると、見える世界が変わってきます

柔軟に、そして貪欲に、学べるものは何でも吸収する。その姿勢こそが、変化の激しい時代を生き抜く力になります。

まとめ:真似から革新へ!成功者が通ってきた王道ルートを歩もう

「真似ること」は決して恥ずかしいことではなく、成功者たちが通ってきた王道です。

最初は誰かのやり方をなぞっても、実践を通じて自分らしい形へと進化させていけばいいのです

プライドにとらわれずに成果を優先する柔軟さこそが、これからの時代に求められる本当の強さです。

今日のワンポイント英語スラング:Crapper

「Crapper(クラッパー)」は、少しくだけた表現で「トイレ」を意味します。

もともとは「crap=うんこ」から派生したスラングで、イギリスでよく使われます。

アメリカではあまり日常的ではないですが、冗談めいた文脈で「ちょっとクラッパー行ってくる(=トイレに行く)」のように使うことがあります。

飲み会やフレンドリーな場面で軽く笑いを取る時に便利な一言です。

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