
マインド
2025.06.12
ルターの名言に学ぶ!明日が来なくても今日行動する人が成功する【不確実時代を生きるための処方箋】
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「明日世界が滅びても、今日リンゴの木を植える」
この有名な言葉は、哲学者マルティン・ルターのものですが、ただの楽観的な考えではありません。
リンゴの木は植えてもすぐには実りません。何年もかかります。明日本当に世界が終わるなら、意味がないように思えるかもしれません。
でも、この「それでも植える」という姿勢こそが大切なのです。
未来がどうなるか分からなくても、今この瞬間にできることを丁寧に選ぶ。その価値について考えてみましょう。
ビジネスでも人生でも、思い通りにいかないことばかりです。だからこそ「結果」より「プロセス」に目を向けることが大切になってきます。
この記事はVoicyの「No. 318 たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」を基に執筆しています。
【ルターの真意】収穫を期待しない行動こそが人生を豊かにする

この言葉の出典であるマルティン・ルターの意図は、収穫という結果を期待するのではなく、行動そのものに価値があるという点にあります。
リンゴの木を植えても、明日世界が終わるなら果実は決して手に入りません。
しかし、未来を信じて何かを始めるという姿勢そのものが、私たちに静かな幸福と意味を与えてくれるのです。
生産的な行動には「完了」を目的としない価値があります。
誰かに評価されるかどうかでもなく、結果が出るかどうかでもない。未来に向けた能動的な一歩が、人生の質を変えていきます。
【起業家マインド】9割が失敗するスタートアップでも挑戦し続ける理由

起業の現場でも、この哲学は深く根付いています。
世の中の不条理を変えたい、社会に貢献したいという熱い思いで立ち上がるスタートアップ。しかし、現実にはほとんどがその夢を実現できません。
それでも多くの起業家は、明確なゴールが見えなくても、一歩ずつ前に進むことを選びます。
それは、目標を掲げること自体に意味があるからです。
目的地に到達できるかどうかよりも、目的地を持つことが、人生を有機的に動かしていきます。
ルターのリンゴの木は、起業家にとってのビジネスアイデアや社会的使命とも言えるでしょう。
【ジョン・レノンが残した言葉】人生は予定を立てている間に過ぎていく

ジョン・レノンの名曲「Beautiful Boy」には、次のような一節があります。
Life is what happens to you while you’re busy making other plans.
「人生は、予定を立てている間に過ぎていく」
この言葉は、未来のために頑張っているつもりが、実は「今」という時間を疎かにしてしまっている私たちへの警鐘でもあります。
私たちは「結果を出すこと」に縛られがちですが、日々のプロセスこそが生きる意味を育んでくれます。
たとえ成果が出なくても、目に見えない形で自分の中に何かが蓄積されている。それを信じて、毎日リンゴの木を植えるような気持ちで仕事に向き合いたいものです。
あなたが植えるべき「リンゴの木」の見つけ方

未来が不確実であるほど、「今」の選択の価値は高まります。
無意味に見える行為でも、それが信念から生まれたものであれば、やがて人を動かし、社会を動かす力になるかもしれません。
世界が終わるかもしれないときにリンゴの木を植える人は、現実を否定しているのではなく、現実に希望を持つ力を知っている人です。今、自分が植えるべき「リンゴの木」は何か?
それを問い続けることこそが、人生を豊かにする第一歩です。
まとめ:不確実な時代にこそ、「植える」ことの意味を見直す

結果が見えない時代だからこそ、目の前の行動に価値を見出す視点が必要です。
リンゴの木を植えることに象徴されるような、生産的な行為は、私たちに主体性と幸福をもたらしてくれます。
たとえ明日がどうなろうとも、今日をどう生きるか。その選択が、明日を変える唯一の方法なのです。
ワンポイント英語スラング:Your mama
今日のスラングは「Your mama」。アメリカのジョーク文化で定番の形式で、「お前の母ちゃん、〇〇だろ」というスタイルでからかうものです。
例文:Your mama is so poor, the ducks throw bread at her.(お前の母ちゃん、あまりに貧乏すぎてアヒルにパンを投げつけられる)
ちょっと古風ですが、映画やコメディ番組で使われることがあります。軽口程度の意味合いで使われますが、使い方には注意してください。