
マインド
2025.06.13
【最速で成功したいなら】「何がわからないか、わからない」ときは丸投げしろ?!
S&K Holdings
ビジネスの現場で、「これ、任せても大丈夫かな」と悩んだ経験はありませんか?
特に新しい領域に踏み出すとき、誰かに任せるより自分でやった方が早いと思ってしまう。けれど実際には、進む方向すら見えないときこそ、“丸投げ”という選択肢が最も効果的だったりします。
この記事では、Voicyの「No. 319 何が解らないか解らない時は丸投げしよう」をもとに、「あえての丸投げ」がもたらす価値と実践のポイントを解説します。
「質問できないレベルの混乱」に効くのは”丸投げ”

誰もが一度は感じたことがあるはずです。「何がわからないのか、すらわからない」状態。
これは決して無能さの表れではなく、未知の分野に足を踏み入れた証でもあります。特に新規事業や組織改革など、前例のないテーマほど、この状態になりやすい。
そんなとき、自分一人で答えを出そうとするのは非効率です。なぜなら、そもそも問いの立て方すら分かっていないからです。
むしろ、その曖昧な状態ごと、経験者に「これ、ちょっと見てもらえませんか?」と丸投げしてしまいましょう。それだけで、状況が一気に整理されることも多いのです。
無茶ぶりのように見える依頼でも、相手がその領域のプロなら、数分のヒアリングだけで方向性が見えることもあります。
質問を練る時間がもったいないなら、その時間ごと投げてしまいましょう。
スタートアップでは「丸投げ上手」が生き残る

スタートアップの現場では、ほとんどの仕事が初体験の連続です。
手探りで事業を進めるなか、社長であっても「誰も答えを持っていない課題」に直面するのは当たり前のこと。
すべてを自分で把握しようとすると、スピードも判断力も落ちてしまいます。
実際に多くのスタートアップでは、業務の切り分けよりも「誰にどれだけ思い切って任せられるか」が成功の鍵になります。
ときには社員よりも経験豊富な外部パートナーを巻き込み、戦略ごと投げる判断が求められる場面もあります。
こうした環境では、受け手側も「指示がないから動けない」ではなく、「任されたら自分で最適解を考える」文化が根づいています。
だからこそ、早く手渡すことが何よりの信頼の証になるのです。
「自分で何とかしよう」が一番の遠回り

日本の大企業文化では、「準備万端にしてから渡す」「迷惑をかけないようにする」という意識が強く根付いています。
しかしこの美徳は、スピードと柔軟性を求められる場面では、かえってブレーキになることもあります。
中途半端に考え込んで時間を浪費するより、迷っている段階で相談する。完璧な仕様書ではなく、箇条書き程度のイメージでもいい。
意見をもらいながらブラッシュアップしていくスタイルの方が、結果的に完成度の高いアウトプットにつながることもあるのです。
「任せ上手」になると、チームが動き出す

丸投げのメリットは、時間の節約だけではありません。もうひとつの大きな効果は、「チームの自律性が高まる」という点です。
常に細かく指示を出す上司よりも、「ざっくり渡して任せてくれる上司」のほうが、メンバーの創造性は格段に発揮されやすくなります。もちろん丸投げには多少のリスクも伴いますが、同時にメンバーへの成長機会にもなるのです。
「これ、ちょっとお願いしていい?」の一言が、部下の能力を引き出し、組織を活性化させていく。
それが本当の意味での“任せる力”なのかもしれません。
まとめ:わからないからこそ、誰かに任せる。その勇気が未来を切り拓く

「自分でやったほうが早い」と思うときほど、あえて他人に託してみましょう。すぐには答えが見えなくても、そのプロセス自体が仕事を前進させます。
何も分からないからこそ、手を動かす人に“空白”のまま託す。結果として、その一歩がプロジェクトの流れを変えるきっかけになるかもしれません。
“ちゃんとやる”より、“早く任せる”。不安なときほど、試してみる価値があります。
ワンポイント英語スラング:Jeez
今日のスラングは「Jeez(ジーズ)」。驚きや呆れ、苛立ちを表現するときに使われる、口語的な感嘆詞です。由来は「Jesus」ですが、宗教的なニュアンスはほとんどなく、フランクな場面でよく使われます。
例文:Jeez, can’t you be quiet for one second?(なんだよ、1秒くらい静かにできないのかよ)
ちょっとした不満やツッコミを表現したいときに便利なフレーズなので、覚えておくとカジュアルな会話で役立ちます。