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2025.06.24

日本の交通サービスはなぜ不便?海外旅行でわかった“世界基準”の便利さ

S&K Holdings

海外旅行をすると、日本での常識が世界では通用しないことに気づかされます。特に都市間を移動する際の「交通手段」はその代表格。行き先を入力するだけで車を手配できるUberのようなグローバルサービスは、言葉の壁を越えた利便性を提供してくれます。

対して、日本国内でのライドシェアは地域限定や言語対応の課題が多く、外国人観光客には使いにくい現状です。本記事では、実際の体験を交えながらグローバルに展開されるツールの便利さと、日本が取り残されつつある理由を掘り下げます。

この記事はVoicyの『No. 323 グローバルに使えるツールは便利』を基に執筆しています。

旅行者が求めるのは「使い慣れた安心感」|グローバルサービスが提供する価値の正体

4月下旬からヨーロッパを巡っていた筆者は、ドイツ、イタリア、ギリシャと複数の国を訪問。言葉が通じない場所でも問題なく移動できたのは、Uberの存在が大きかったといいます。

目的地をアプリに入力すれば、相手と会話せずとも確実に送り届けてくれる。そのうえ料金も明朗会計で、現地でありがちな“ぼったくり”リスクもありません。

この安心感は、観光客にとって非常に大きな価値です。どこの国に行っても、アプリひとつで完結する。

この統一されたユーザー体験こそが、グローバルサービスの真価だと言えるでしょう。

日本の「ガラパゴス型ライドシェア」が抱える問題【インバウンド需要の機会損失】

その一方で、日本に目を向けると事情は大きく異なります。国内で展開されているライドシェアサービスの多くは、特定の都市や時間帯にしか対応していないほか、言語対応も限定的です。観光客がアプリを立ち上げたところで、エリア外だったり、表記が日本語中心だったりして使いづらいのが現状です。

せっかく訪れた旅行者が、移動手段でストレスを感じてしまう。この体験が「日本は不便」という印象に直結してしまっては、せっかくの観光資源も活かしきれません。

特に今後インバウンド需要が本格回復するなかで、交通分野の対応遅れは致命的です。

【グローバル戦略】「どこでも同じ体験」がブランド価値を生む時代

今、世界のサービスが目指しているのは「どこでも同じ体験ができること」です。

  • ホテルの予約、
  • フードデリバリー
  • タクシーの配車 など

これらの生活行動がアプリ一つで完結し、どの国にいても使い慣れたUIで操作できる安心感が、ブランド価値を生み出しています。

日本独自のやり方に固執しすぎると、国際競争力を失う一方です。安全性や丁寧さといった強みがあるからこそ、それを「使いやすさ」に変換していく必要があります。今後の日本が求められるのは、「安心」だけでなく「使える」という信頼です。

リピーター創出の秘訣|「次も使おう」と思わせるサービス体験とは?

観光客が本当に喜ぶのは、笑顔の接客や豪華な設備ではなく、「迷わず使える仕組み」です。Uberのように、一度使えば「次も使おう」と思えるサービス体験こそが、リピーターを生み、好印象を築きます。

日本が今後インバウンドを継続的に受け入れていくには、この視点が欠かせません。自国の事情に合わせたシステム構築も重要ですが、世界中の人が「使える」ことに価値があるという発想の転換が求められます。

まとめ:交通革命が日本経済を救う!今すぐ始めるべきグローバル対応

世界を旅すると、グローバルに展開されたツールの強さがよくわかります。Uberのように、国や言語を問わず使える利便性は、観光客にとって最大のホスピタリティです。

対して、日本の交通サービスはまだまだ内向きで、観光立国を目指すには不十分です。今こそ、日本型の仕組みを見直し、「誰にとっても使いやすい」サービスを整備することが重要です。

グローバル基準での利便性を取り入れることで、日本の魅力はさらに引き立つはずです。

ワンポイント英語スラング:2 cents

今回のスラングは「2 cents」。

これは「ちょっとした意見」や「個人的な見解」を控えめに伝えるときに使われます。

たとえば “Here’s my 2 cents” や “This is just my 2 cents” のように、話し手が謙遜しながら自分の考えを述べるときに便利な表現です。

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