人口170人の島でも稼げる?狭い市場を狙う企業ほど成功する「絞り込み戦略」とは
「狭すぎる市場では儲からない」そう思っていませんか?実はいま、人口170人の島でも成功しているビジネスがあるのをご存じですか。 「もっと多くの人に届けたい」と思うのは自然ですが、その考えがビジネスをぼやけさせてしまう原因になることも。 鍵は、“ターゲットをどこまで絞れるか”。実際、狭い市場にこそ深いニーズがあり、むしろ「絞るほど、広がる」のです。この記事では、超ニッチ市場で収益を生み出す戦略と、なぜそれが大手に勝てるポジションになるのかを、実例を交えてわかりやすく解説します。 この記事はVoicyの「No. 328 ターゲットをどこまで絞るか」を基に執筆しています。 なぜ超ニッチ製品ほど問い合わせが増えるのか?訴求力向上の法則 先日、ドバイで電子顕微鏡の部品を製造する日本人経営者と話す機会がありました。彼が扱っているのは、なんと「電子顕微鏡の先端ホルダー」だったのです。 これは非常にニッチな製品ですが、彼の会社は好調でした。その理由は、営業対象を“バッテリー関連の企業や大学研究機関”に絞ったことにあったのです。 ポイントは、ターゲットを明確にしたことで用途の伝わりやすさが増し、さらに意外なことに「ターゲット外からの問い合わせが増えた」こと。 訴求点がクリアになることで、周辺領域にも自然と関心が波及した好例です。これはまさに、“絞ることで届く範囲が広がる”を証明する事例です。 【地域密着型ビジネス】人口5万人の石垣島でユーザー数5000人超を達成した実例 筆者が手がける「シマコンシェルジュデリバリー」は、石垣島という人口約5万人の島を対象にしたフードデリバリーサービスです。Uber Eatsや出前館が展開していない地域を狙ったニッチ戦略で、現在はユーザー数5000人超。これは地域密着型ビジネスとしては大きな成果です。 引用:島コンシェルジュデリバリー公式HPより 石垣島だけでなく、そのままのノウハウを使って現在は宮古島への展開も進行中。小さな市場でも、明確な課題とニーズがある場所を狙えば、事業はしっかりと成長していきます。 人口170人の島にも成立するビジネスがある もう一つの例は、東京都・青ヶ島にある唯一の飲み屋「門司」。島全体の人口はわずか170人ほど。飲みに行ける人はおそらく100人程度にも関わらず、ここは驚くほど繁盛しています。 特定少数のコミュニティの中で「毎日使いたい」と思われる価値を提供できれば、それだけでビジネスとして成立するのです。 もちろん横展開は難しいタイプの事業ですが、「証券が小さすぎて成り立たない」という常識をくつがえす、強烈な一例と言えるでしょう。 スピード改善を可能にする「1000人市場」から始める事業戦略 筆者が新規事業を立ち上げる際、初期のターゲットは「1000人から3000人」を目安に設定しています。これはB2Cにおける実感値であり、この規模感であればユーザーの反応が見えやすく、施策の改善にもスピード感を持って対応できます。 あくまで最初は絞ることが重要で、後から拡張すれば良いのです。最初から全方位に狙いを定めるより、まずは明確な相手に深く刺さる提案をする。結果として、その姿勢こそが市場に支持され、周辺へと広がる契機になります。 まとめ:ターゲティングは「捨てること」ではなく「選び抜くこと」 今回のまとめです。 「広く届ける前に、深く刺さる」。この戦略が、あなたのビジネスを確かな成長へと導きます。 ワンポイント英語スラング:Psych 今日のスラングは「Psych」。意味は主に2つあります。ひとつは、冗談を言ったあとに「だまされたね!」という軽いノリで使う表現で、日本語で言えば「嘘ぴょん」に近いニュアンス。もうひとつは、「精神的に準備させる」という意味の動詞。たとえば「He psyched himself up for the tough conversation.(難しい会話に向けて気持ちを整えた)」のように使います。会話のテンポを軽快にする便利な表現です。 投資・協業・新規事業支援のご相談石垣島・宮古島・ドバイを拠点に、ベンチャーファンド運営・起業支援・システム開発を行っています。お気軽にどうぞ。お問い合わせフォームへ →
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