新規事業アイデア

2025.01.22

離島で大人の起業ラジオ:新規事業アイデアにはほとんど価値がない

S&K Holdings

新規事業アイデアに価値がない理由は「行動が伴わなければ意味がない」からです。

成功者たちは、事業を形にする力と熱意こそが本質だと証明しています。

本記事では、アイデアの価値が低い3つの理由と、それを補う実行力の重要性について解説します。

最後まで読めば、あなたのビジネスアイデアを現実化するための具体的なヒントを得られるでしょう。

本記事は、Voicyの「No.251 新規事業アイデアにはほとんど価値がない」を基に記事を書いています。

新規事業のアイデアに価値があると思っている人は多い

新規事業を始めたいと考える人の中には、「アイデアを盗まれたくない」と不安に思う方も多いでしょう。

しかし、そのような心配をする必要はありません。新規事業の成功にはアイデア以上に重要なことがあるからです。

実は、アイデアそのものにはほとんど価値がありません。

なぜなら、どれほど斬新なアイデアでも、それを実行に移さなければ何も生み出せないからです。

成功する人たちは、アイデアを隠すのではなく積極的に共有し、周囲の意見を取り入れながら実現への道を切り開いています。

新規事業を成功させるために必要なのは、アイデアを行動に移し、形にする実行力です

次章では、なぜ「アイデアだけでは不十分なのか」を具体的に説明します。

新規事業アイデアに価値がない3つの理由

新規事業のアイデア自体に価値がない理由は以下の3つです。

  • アイデアよりもそれを実行する力・想いの方が重要だから
  • アイデアは最初のものから変わるから
  • すべてのビジネスがオンリーワンである必要がないから

ひとつずつ見ていきましょう。

理由①:アイデアよりもそれを実行する力・想いの方が重要だから

ビジネスをゼロから立ち上げるのは困難です。

新規事業をスタートするためには資金集めや人材の確保が必要で、さらにそれを軌道に乗せるには大変な努力が求められます

時には「もうやめてしまいたい」と感じることもあるでしょう。

こうした困難を乗り越えるために必要なのは、アイデアそのものではなく、実行する力と熱意です。

世界的な成功を収める起業家の多くは、シンプルなアイデアを実現しています。それを可能にしたのは、行動力と強い意志です。

どんなに優れたアイデアがあったとしても、それを形にする力がなければ成功はありません。

理由②:アイデアは最初のものから変わるから

新規事業のアイデアは、スタート時と異なる形に進化します。

これは「ピボット」と呼ばれるプロセスで、事業を進める中で得た知見をもとに方向性を変えることを指します。

例えば、当初は法人向け(BtoB)のサービスを計画していたものの、実際には消費者向け(BtoC)のほうが需要が高いとわかり、方向を転換するケースがあるでしょう。

行動し試行錯誤する中で、最適なビジネスモデルが見えてきます。

最初のアイデアに固執してしまうと、変化に対応できず、事業がうまくいかないこともあります。

理由③:すべてのビジネスがオンリーワンである必要がないから

「新規事業は他にないオリジナルなものでなければならない」という考えも誤解です。

実際、多くの成功ビジネスは競合が多い分野で成り立っています。

例えば、「飲食店を経営したい」という人がいたとします。飲食業界は競争が激しいですが、それでも成功しているお店はたくさんあります。「焼肉」「寿司」「ラーメン」など、特定のジャンルに特化したビジネスがその一例です。

これらはオンリーワンのアイデアではありませんが、分析力やマーケティングの工夫によって結果を出しています。

また、世の中に出たアイデアは必ず模倣されます。競合に真似されたときに生き残るためにも、優れた分析力と実行力が必要です。

ビジネスアイデア自体はググればいくらでも出てくる

ビジネスアイデアは、インターネットで調べれば簡単に見つかります。

「ビジネスアイデア◯選」といった記事は数多くあり、それを参考にするだけでも新規事業のヒントを得ることができるでしょう。

それでも思いつかないという人は、既存のアイデアを組み合わせることを意識してみてはいかがでしょうか。

例えば、私はいつも「石垣島×〇〇」でビジネスができないかを考えます。そのなかで、観光地の食文化を活かしたデリバリーサービスなどの展開に成功しました。

ヤフーの小澤さんの話「タウンページを見ればビジネスが生まれる」

ヤフー株式会社の小澤隆生氏は「タウンページを見ればビジネスが生まれる」と語っています。

タウンページには地域の多種多様な業種が掲載されており、その中にはインターネット集客に対応していない企業も多く存在します。

例えば、葬儀屋の情報を見て「価格やサービスを比較できるサイトがあれば便利だ」といったニーズに気づくことができればOK。

あとは、それを実行に移せるかどうかです。

特別なアイデアがなくても、身近な情報や課題に目を向けることでビジネスの可能性が広がります。

アイデアの源泉は、意外と身近なところに隠れているのです。

まとめ:思いついたアイデアは周りに話して、どんどん実行していこう

新規事業アイデアに価値はありません。重要なのは、それを早く行動に移し、改善しながら実現することです。

そのためには、アイデアを周りに話し、積極的に意見を取り入れることが大切です。

「盗まれるのが怖い」と考える必要はありません。他者のフィードバックを活用することで、より良い方向性が見えてきます。

最初の一歩を踏み出して、実行を重ねることで価値を生み出していきましょう!

ワンポイントスラング「Busted」

「Busted(バステッド)」は「見つかった」「バレた」という意味があります。

例えば、友達がカンニングをして先生に見つかった場面で、「You’re busted!(バレたね!)」と使えます。また、「Busted」には「壊れた」という意味もあり、そこから「失敗が明らかになる」「計画が崩れる」といったニュアンスでも使われるようになりました。

新規事業でも失敗は避けられませんが、「Busted」な状況は成功へのステップです。

たとえば、プロジェクトが思うように進まなくても、「We got busted, but we learned something valuable!(失敗したけど、大事な学びを得られた!)」とポジティブに捉えることが大切です。

失敗を恐れず挑戦を続けることで、成功のチャンスが広がりますよ。

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