サービス

2025.08.12

【富裕層が逃げ出す国】日本が「貧乏になる未来」を止めるには、いま“富裕層いじめ”をやめるしかない

S&K Holdings

「金持ち優遇なんて不公平だ!」──そう思っていませんか?

でももし、その“正義感”が日本をじわじわ貧しくしているとしたら?

今、静かに進行しているのは「富裕層の国外脱出」。

彼らが去れば、雇用も投資も税収も一気に細る。

ドバイやシンガポールが“金持ち天国”を作って経済成長した一方で、日本は「出ていかれる国」になりつつある。

富裕層を敵にするか、味方にするか──その選択が、日本の未来を大きく左右します。

この記事はVoicyの『No.331 このまま富裕層をいじめ過ぎると日本はどんどん貧しくなる』を基に執筆しています。

所得税45%、相続税55%…富裕層が「日本にいる意味がない」と感じる理由

所得税45%、相続税55%、社会保険料や厚生年金の負担も年々増加…。

これが今の日本の富裕層を取り巻く現実です。しかも、数字だけでなく、空気も厳しい現状…。たとえば、目立って稼ぐ人が叩かれたり、SNSでバッシングの的にされたりすることもあります。これでは、「日本にいる意味がない」と感じるのも無理はありません

一方で、ドバイやシンガポールのような都市は、富裕層にとって極めて快適な環境を用意しています。税制の優遇に加えて、活気ある経済と自由なビジネス環境が整っており、世界中の富裕層を引きつけています。日本は彼らを呼び込むどころか、自ら追い出してしまっているのです。

富裕層1人の経済効果は庶民100人分!?お金持ちが生む雇用の連鎖

ドバイでは、富裕層の移住が街そのものを変えています。高層ビルが立ち並び、高級ブランドが出店し、サービス産業も活性化。人が集まればあらゆる産業が動き出し、経済が拡大するのは当然です。

  • 建設
  • 流通
  • 観光
  • 教育 など…

それは単なる「贅沢」ではなく、彼らの消費が雇用を生み、投資が技術革新やインフラ整備を促す原動力となっています。つまり、富裕層は“ただの金持ち”ではなく、“経済のエンジン”なのです。

優秀な人材も一緒に流出!富裕層離れが日本経済に与える本当の打撃

富裕層が離れるということは、それだけで以下のような影響が起こります。

  • 高額納税者の減少による税収の悪化
  • 高品質なサービス・商品の需要減少
  • スタートアップや投資家の国外流出
  • 地域経済の停滞

さらに深刻なのは、優秀な人材の流出です。富裕層には、イノベーションを担う起業家や、世界で活躍する専門職が多く含まれています。

そうした人材が税制や風土の違いで海外に移ると、その後継者となる若者のモチベーションも削がれ、国全体の成長力が低下します

富裕層がいない社会の末路 全員が平等に貧しくなる理由

私たちは時として「平等」という言葉に引きずられすぎます。しかし、「全員が同じ」である必要はありません。

本当に大切なのは、誰もが希望を持てる社会であることです。富裕層が居心地の良い国は、必然的に中間層も豊かになります。彼らの資産や行動が、新たな雇用や教育機会を生むからです。

むしろ、富裕層がいない社会では「分け合うパイ」が小さくなり、すべての層が結果的に貧しくなってしまいます。

「富裕層なんて自分には関係ない」と思うかもしれません。しかし、その選択の積み重ねが、あなたの住む街の未来を左右します。町に投資する人がいなければ、店も学校も道路も良くなりません。富裕層がいないということは、支える人がいないということなのです。

まずは、その事実に気づきましょう。「誰かの成功を応援できる自分でいられるか」を考えることが、日本の豊かさにつながります。

まとめ:格差を恐れるな!「成長の循環」を生む社会の作り方

富裕層を排除する社会に未来はありません。むしろ、彼らが安心して暮らし、投資し、次世代に資産を引き継げる環境づくりこそが、すべての人の豊かさに直結します。

「格差」を議論するのではなく、「成長の循環」をどう作るかを考える視点が求められています。日本の未来は、富裕層をどう扱うかで大きく変わる。その事実を、まずは共有することから始めましょう。

ワンポイント英語スラング:Goner

「Goner(ゴーナー)」は、「もう助けようがない人・物」という意味で使われるスラングです。

「This old computer is a goner.(この古いパソコンはもうダメだ)」

このように、回復の見込みがない状況を表現できます。覚えておくと、ちょっとしたジョークにも使える便利な表現です。

投資・協業・新規事業支援のご相談

石垣島・宮古島・ドバイを拠点に、ベンチャーファンド運営・起業支援・システム開発を行っています。お気軽にどうぞ。

お問い合わせフォームへ →

関連記事

2026.07.29

認知広告を侮るな!数値を追えない施策にこそ眠るビジネスの起爆剤

「新しい機能を追加したいけれど、売上に直結するだろうか?」 「デザインの細部にこだわっても、誰も気づかないかもしれない…」 新しいプロダクトやサービスを立ち上げる際、私たちはつい目に見える費用対効果(ROI)を気にしてしまいます。論理的に考えれば、無駄なコストを徹底的に排除するのは当然の判断です。 しかし、成功するビジネスの裏には、短期的なROIをあえて無視した「圧倒的なこだわり」が隠されていることが少なくありません。そしてこれは、マーケティングにおける「広告の役割」にも全く同じことが言えます。 今回は、WEB広告のように直接的な数字が見えにくい「認知広告」をテーマに、なぜこれを侮ってはいけないのか、その本質的な価値についてお話しします。 本記事は、Voicyの「No. 353 認知広告を侮るな」を基に書いています。 広告の基礎を学ぶ!有名なフレームワーク「アイドマ(AIDMA)」とは? まず前提として、広告には色々な種類があり、それぞれ目的が異なります。これらを理解する上で非常に有名なフレームワークが「アイドマ(AIDMA)」です。 これは、ユーザーや消費者が物を買うまでのプロセスを5つの段階に分けたものです。 何も知らなかった人が、まずそのプロダクトやサービスを「認知」し、それに「関心」を持って、「欲しい」という欲求に変わり、それを「記憶」して、最終的に購入という「行動」を起こす。消費者はこのようなプロセスを辿ると言われています。 そして、世の中の広告は、「このプロセスのどこをターゲットにしているか」「何を目的としているか」によって内容が大きく変わってきます。 「WEB広告」と「テレビCM」で見る目的の違い 分かりやすい例を挙げてみましょう。 WEB広告(SNS広告など):アクション目的 WEB上のSNS広告などは、最終ステップである「アクション(行動)」を目的としているものが大半です。なぜなら、WEB上で目にした広告をユーザーがクリックすれば、そのまま直接コンバージョン(購買や申し込み)へ繋げることができるからです。 テレビCM:認知目的 一方で、テレビCMなどは比較的「認知(アテンション)」を目的としたものが多くなります。そのプロダクトやサービスについて詳しく説明するのではなく、あえて抽象的な表現や描写をすることで、ブランドのイメージ作りを行うケースが目立ちます。 今回のメインテーマである「認知広告」は、まさにこのテレビCM側の役割を指します。 認知広告の最大の弱点は「計測の難しさ」 では、なぜ多くの起業家やスタートアップが認知広告を避けたがるのでしょうか。理由はシンプルで、効果の計測が非常に難しいからです。 WEB広告であれば、「何回ユーザーに表示されて(インプレッション)」「何人がクリックし」「そのうち何人が購入したか」が明確な数値として分かります。そのため、かけた費用に対する効果(ROI)がダイレクトに算出できます。 しかし、認知広告はブランディングやイメージ向上を狙う抽象的なアプローチであるため、そこから実際に購買へ繋がったのかどうかの因果関係が見えにくいのです。 「効果が分からないものに、貴重な資金は使えない」 特に資金に余裕がない起業初期やスタートアップの場合、認知広告にはお金をかけないというのが一般的なセオリーになっています。 短期的なROIを無視した先に生まれる「認知広告」の驚くべき効果 しかし、数字で測りにくいからといって、認知広告に効果がないわけではありません。 WEB広告(アクション目的)の世界では、常にCPA(Cost Per Action:顧客獲得単価)という指標と向き合います。これは、1人のユーザーにアクション(購買や問い合わせなど)を起こしてもらうためにかかったコストのことです。 通常、私たちは「どんな訴求をするか」「どんなクリエイティブにするか」と試行錯誤しながら、泥臭くこのCPAを下げようとします。 ここに、効果的な「認知広告」が掛け合わさるとどうなるか。 あらかじめ認知広告によってブランドイメージや信頼度(ブランディング)が向上していると、ユーザーの心理的ハードルが下がり、結果としてWEB広告側のCPAもグッと下がるという相乗効果が生まれるのです。それだけでなく、ブランド価値が高まることで、商品の単価(価格)を上げることすら可能になります。 短期的なROIだけを見ていると、認知広告は「非効率」と判断されて終わりです。しかし、長期的なブランド価値や他社との圧倒的な差別化は、こうした一見すると非効率に思える投資や「こだわり」からこそ生まれるのです。 まとめ:長期的な視点がビジネスを強固にする ビジネスである以上、最終的に利益を出すことは不可欠です。しかし、「費用対効果が見えにくいから」という理由だけで認知広告やブランディングをすべて排除してしまうと、価格競争に巻き込まれるだけの、尖りのないビジネスになってしまいます。 短期的な結果に一喜一憂せず、長期的な収益性を見据えて「認知」や「こだわり」に投資すること。これこそが、競合他社が簡単に模倣できない強力な参入障壁を作るための、真の投資戦略と言えるでしょう。 ワンポイント英語スラング「Juice」 今日のワンポイントスラングは 「Juice(ジュース)」 です。 日本語で「ジュース」と言うと果汁飲料などを思い浮かべますが、アメリカのストリートやカジュアルな会話では、「エネルギー」「パワー」「(内から湧き出るような)影響力や政治力」といった意味のスラングとしてよく使われます。 例えば、以下のように使います。 The new manager has the juice to make big changes in […]

マインド

2026.07.27

自分の「志」を見つける方法とは?思い込みを捨てて自らを洗脳する技術

「起業には熱い志が必要」と思われがちですが、最初から明確な大志を抱く人は稀です。 しかし、新規事業の成功に「思い」が不可欠なのも事実。では、その志はどう見つければいいのか? 結論から言うと、志は「見つけるもの」ではなく、行動によって「作るもの」です。 今回は私の経験をベースに、志の「種」を生み出し、自らを洗脳して本物の志へと育てるプロセスをお話しします。 本記事は、Voicyの「No. 352 自分の志を見つける方法」を基に書いています。 志の源泉=「過去の経験」×「自分の好み」×「外部のきっかけ」 志を育てるための第一段階は、その元となる「種」を見つけることです。私の経験上、この種は以下の3つの要素が化学反応を起こしたときに生まれます。 自分が歩んできた過去の延長線上にあり、なおかつ自分の好みに合致するもの。そこに外部からの刺激やチャンスといった「きっかけ」がポッと降ってきたとき、「ちょっとこれを始めてみようかな」という小さな種が心の中に芽生えます。 そして、この種が生まれる確率は、あなたの「動く量」に完全に比例します。 心の中に種をたくさん蒔くためには、とにかく打数を打たなければなりません。 こうした打席に立つ回数をどんどん増やし、行動を繰り返していくことで、化学反応のチャンスが増え、志の種が次々と形になっていくのです。 「行動」によって自分を洗脳し、種を大きな志へと育てる 一度心の中に「種」ができたら、次のフェーズはその種を大きく育てて「志」へと昇華させるプロセスです。これこそが、冒頭でお伝えした「自分を洗脳する」という作業にほかなりません。 自分を洗脳するといっても、怪しいマインドコントロールを行うわけではありません。ここでも鍵となるのは、やはり「とにかく動くこと」です。 具体的には、芽生えた種に対して、以下のような行動を徹底的に積み重ねていきます。 特に効果的なのが、「人に話しまくる」という行動です。自分の頭の中にあるアイデアを何度も口に出して他人に説明していると、不思議なことに、語っている自分自身が一番その内容に納得し、熱量を帯びていくようになります。 このように、種の方向性に向けて自ら泥臭く動き続けることで、最初は小さかったはずの種が、だんだんと「自分にとって本当の志」へと変化していきます。動けば動くほど、嘘偽りのない熱い思いが自分の中に定着し、結果として「自らの行動によって、自分自身が洗脳されていく」という状態が作り出されるのです。 まとめ:動いた分だけ、志は強固になる ここまでの内容をまとめます。 まず、最初から立派な志を探そうとする必要はありません。まずはいろいろと行動を起こしてみることで、志の「種」が見つかります。 そして、その種が見つかったら、今度はその種の方向に向けてさらに動きまくってみるのです。人に話し、計画を練り、実践を繰り返す。そのプロセスの結果として、自分自身が良い意味で洗脳され、気付けばそこには世界を変えるような熱い思いや、ブレない大きな志が確立されています。 「志がないから動けない」のではなく、「動くからこそ志が作られる」のです。まずは小さな一歩から、とにかく動き出してみましょう! ワンポイント英語スラング「Run-in」 今日のワンポイントスラングは 「Run-in」 です。 「run(走る)」と「in(中へ)」が組み合わさった言葉なので、そのまま文字通り捉えると「駆け込む」といった意味になりますが、スラング(名詞)としては「ケンカ」「言い争い」「もめ事」といった意味でよく使われます。 例えば、以下のように使います。 He had a run-in with his neighbor over the loud music last night. (彼は昨日の夜、大音量の音楽をめぐって近所の人ともめ事になった。) 「have a run-in with 〜」の形で「〜と衝突する・言い争う」という意味になります。日常会話や海外のニュースなどでも時折耳にする表現ですので、ぜひニュアンスを含めて覚えてみてくださいね。 投資・協業・新規事業支援のご相談 石垣島・宮古島・ドバイを拠点に、ベンチャーファンド運営・起業支援・システム開発を行っています。お気軽にどうぞ。 お問い合わせフォームへ →

マインド

2026.06.22

【起業家の必須知識】ビジネスを加速させる「キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)」の基本と勝つための戦略

「新しくビジネスを始めたいけれど、手元の資金が持つか不安だ」 「売上は立っているのに、なぜか常にキャッシュがカツカツで苦しい……」 新しくビジネスをやったり、起業したりする場合に、絶対に把握しておかなければならない非常に重要なコンセプトがあります。それが「キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)」です。 自分自身のビジネスにおけるキャッシュ・コンバージョン・サイクルがどのくらいなのかをあらかじめ把握しておくことは、企業の生存率を劇的に高めることに繋がります。 本記事は、Voicyの「No. 351 キャッシュ・コンバージョン・サイクルとは」を基に書いています。 キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)とは何か? キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)とは、端的に言うと「お金が出ていってから、戻ってくるまでの時間(日数)」のことです。 言葉の通り、仕入れや製造のために現金を支払ってから、最終的に売上として現金が手元に回収されるまでにどれくらいの時間がかかるか、という時間的なサイクルを指します。 分かりやすい具体例:バーのビール販売 例えば、私がバーを経営しているとしましょう。お店でビールを販売する場合のサイクルを、日を追ってシミュレーションしてみます。 この場合、ビールを買うために払ったお金が、巡り巡って最終的にキャッシュとして戻ってくるまでに「1ヶ月」かかっていることになります。つまり、このバーのビジネスにおけるキャッシュ・コンバージョン・サイクルは「1ヶ月」ということになります。 業種によってCCCが「めちゃくちゃ長い」ビジネスの裏側 ビジネスの特性によって、このキャッシュ・コンバージョン・サイクルは大きく異なります。私の最初のキャリアは「商社」だったのですが、商社というビジネスは、キャッシュ・コンバージョン・サイクルがめちゃくちゃ長いという特徴があります。なぜ長くなってしまうのか、一般的な商社のインポート(輸入)ビジネスを例に、細かく流れを見てみましょう。 1. 特注品(ローカライズ)の仕入れと独占契約 商社は海外から大量のものを買い、それを日本に持ってきて販売します。ここでポイントとなるのが、単に既存のものを買うだけでなく、日本の規格に合わせたり、マーケティングの特性に合わせたりして、商品を特注(ローカライズ)して仕入れる点です。さらに、他社に商品が流れないように「独占契約」を締結して一括で買い付けます。 2. サプライヤーへの材料費「前払い」 このような最初の取引の場合、海外のサプライヤーから「前払いで(材料費を)支払ってくれ」と要求されるケースが多々あります。まずは、数ヶ月後に完成する商品の「材料費」を先に出して支払わなければなりません。メーカーはそのお金を使ってようやく材料を仕入れ、生産を開始します。 3. 海上輸送と日本国内での検品・納品 生産が完了した商品を、今度はコンテナに乗せて海を渡り、日本へ運ぶことになります。この海上輸送のプロセスだけで、場所によっては1〜2ヶ月の時間がかかってしまいます。日本に到着した後も、すぐに現金化できるわけではありません。倉庫に一度入れてから仕分けを行い、そこから各店舗や取引先にようやく納品されます。 4. 数ヶ月の売掛期間と「半年〜1年後」の現金回収 納品が完了した後、さらに数ヶ月の売掛期間(支払いサイト)を経て、最終的にお客さんからお金が支払われます。最初の材料費を支払ってから、最終的に自分の手元にお金が戻ってくるまでに、半年後や、下手したら1年後ということもザラにあるのが現実です。 5. 商社ビジネスに莫大な運転資金が必要な理由 キャッシュ・コンバージョン・サイクルが長いということは、それだけ「事前の投資」が必要になるということです。つまり、売上が立つずっと前の段階から、材料費や輸送費を立て替え続けられるだけの莫大な運転資金(手元キャッシュ)がなければ破綻してしまうビジネス、ということになります。だからこそ、商社という業態には大きな資金力が必要不可欠なのです。 起業家が狙うべき「CCCがマイナス」のビジネス戦略 資金力が潤沢にないスタートアップや、個人が新しく起業する場合、商社のようにCCCが長いビジネスに手を出すのは非常に危険です。手元資金が尽きれば、どれだけ黒字であっても「黒字倒産」してしまうからです。 では、どのようなビジネスを狙うべきなのでしょうか。それは、キャッシュ・コンバージョン・サイクルが「短い」、あるいは「マイナス」のビジネスです。 身近な例でいうと、飲食業などはその場で現金や決済が行われ、仕入れの支払いを後にできることが多いため、CCCは限りなくゼロに近くなります。 そして、最も理想的な「CCCがマイナス」の代表例が、クラウドファンディングを活用した商品開発や、先行販売型のビジネスです。 「CCCがマイナス」の仕組み この場合、お金を払うタイミング(仕入れ・製造)よりも、お金をもらうタイミング(売上回収)の方が「先」に来ています。これこそが、キャッシュ・コンバージョン・サイクルがマイナスの状態です。 この戦略を取ることができれば、先ほど紹介した商社とは真逆で、「事前の大きな投資を必要としないビジネス」を構築することができます。手元の資金が少なくても、お客様から集めた資金で事業を回していけるため、リスクを最小限に抑えて持続可能な経営が可能になります。 まとめ:自分のビジネスの「お金のタイムラグ」を設計しよう 新しくビジネスを立ち上げる時や起業する時には、どうしても「いくら利益が出るか」という損益(PL)ばかりに目が向きがちです。しかし、会社を存続させるために本当に必要なのは、利益ではなく「現金(キャッシュ)」です。 もし、これから起業するにあたって、潤沢なキャッシュを最初から準備できないのであれば、キャッシュ・コンバージョン・サイクルが限りなく短いビジネス、あるいはクラウドファンディングや事前決済を用いた「マイナス」のビジネスモデルを選択することを強くおすすめします。お金の流れるタイムラグをしっかりと設計し、負けない仕組みを作り上げていきましょう。 ワンポイント英語スラング「Blew It」 今日のワンポイントスラングは、「Blew It(ブルー・イット)」です! これは「blow(息を吹きかける、吹き飛ばす)」の過去形を用いた表現で、スラングとしては「やらかした」「台無しにしてしまった」「チャンスを逃した」という意味で非常によく使われます。 例えば、以下のように使います。 ビジネスの現場でも、大事なプレゼンで大失敗した時や、せっかくの契約チャンスを不意にしてしまった時に「I blew it…(やってまった……)」という風に、落胆混じりに使われる定番のフレーズです。何かを無駄にしてしまった時に思い出してみてください。 投資・協業・新規事業支援のご相談 石垣島・宮古島・ドバイを拠点に、ベンチャーファンド運営・起業支援・システム開発を行っています。お気軽にどうぞ。 お問い合わせフォームへ →

事業拡大

2026.06.15

【スタートアップ経営】無茶振りを怖がるな!解像度が低いミッションを丸投げされた時こそ成長のチャンス

「これ、まだ方向性が固まってないんだけど、とりあえずいい感じに進めておいてくれない?」 スタートアップやベンチャー企業で働いていると、このような超大雑把な、いわゆる「無茶振り」をされることが日常茶飯事ですよね。 特に、20代や30代前半という若さでスタートアップの経営層(CxO)に就任したり、自ら起業したりした経験の浅いフェーズでは、「タスクの粒度が粗すぎる」「具体的に何をすればいいか分からない」と恐怖を感じてしまうこともあると思います。 しかし、結論からお伝えすると、スタートアップにおいて「無茶振り」を怖がる必要は一切ありません。むしろ、どんどん無茶振りをして、される環境に飛び込むべきなのです。 本記事は、Voicyの「No. 350 無茶振りを怖がるな」を基に書いています。 なぜスタートアップでは「無茶振り」が当たり前のように発生するのか? スタートアップを経営していると、自分よりもはるかに経験値が高く、年齢も一回り、二回り上の優秀な人を雇うケースが普通にあります。もちろん「年齢=仕事ができる」というわけではないので人にもよりますが、一定の経験があって、とりわけベンチャー企業に慣れている人(ベンチャー慣れしている人)というのは、「ミッションの解像度がかなり低い状態」であっても、タスクを丸投げで受けることができるのです。 実際に、スタートアップの現場で飛び交う「解像度の低い無茶振り」の具体例をいくつか挙げてみましょう。 どうでしょうか。「流石に流度が粗すぎるのでは?」と思うかもしれませんが、ベンチャー慣れしている一定の経験がある人なら、このくらいの流度でも十分に仕事を回していくことができます。 「完璧なタスク」を求めてしまう若手社長やサラリーマン脳の盲点 一方で、自分自身がサラリーマンとしての経験があまりない状態で起業した若い社長などは、「ちゃんとタスクまで細かく落とし込んで、明確な指示書を作ってからじゃないとメンバーに渡してはいけない」と思い込んでいるケースが非常に多いです。 指示を出す側としても、「何が返ってくるか分からないから、大雑把に投げるのが怖い」という気持ちはとてもよく分かります。 しかし、スタートアップが経験豊富なメンバーを高給で雇っている場合、彼らに求めているのは「言われた作業をこなすこと」ではありません。「そのレベル(流度が粗い状態)で考えるところからやってもらう」ために、高いお金を払っているはずなのです。 大企業であれば、具体的な指示がないまま無茶振りをすると「マネジメントができていない」「指示が不適切だ」と怒られることもあるでしょう。しかし、スタートアップやベンチャーへ転職・起業したフェーズにおいては、無茶振りを怖がるのはナンセンスです。むしろ大雑把なミッションを歓迎するマインドが求められます。 無茶振りをハックする!解像度を上げていく「巻き込み型」仕事術 では、実際に流度の粗い無茶振りを受けた時、または自分が無茶振りをする時は、どのようにプロジェクトを進めていけばいいのでしょうか。 コツは、「一旦無茶振りを受け止めて、一緒に解像度を上げていく」というプロセスを踏むことです。 ① まずは「粗い状態」のまま進めてみる 最初から完璧なゴールやタスク一覧を作ろうとせず、まずは渡された大雑把な情報のまま、自分なりにリサーチをしたり動いてみたりします。 ② 分からない部分が出てきたら、徐々に流度を上げる 実際に動いてみて、どうしても判断がつかない部分や不明点が出てきたら、そこで初めて「ここをもっと具体化しましょう」と、上司や経営陣と一緒に解像度を上げていきます。 ③ タスクを一緒に考えて「価値観」を共有する 最初から降ってきたタスクをこなすだけではなく、ミッション全体の解像度を上げるフェーズを一緒に経験することで、そのメンバー自身の能力が圧倒的に伸びます。さらに、会社の方向性や「何を大切にしているか」という価値観(カルチャー)の共有にも繋がるのです。 まとめ:無茶振りの数だけ、組織も個人も強くなる スタートアップにおける無茶振りとは、決して悪意のある丸投げではなく、「未知の課題を自ら定義し、解決していくためのチケット」です。 指示が細かすぎる環境では、指示を出す側の器以上に会社も個人も成長しません。流度の粗いミッションを「まずはやってみます!」と受け止め、徐々にタスクに分解して組織を整えていく。このプロセスを繰り返すことで、メンバーは伸び、会社の基盤は強固になっていきます。 起業したばかりの経営者の方も、ベンチャーへ転職したばかりのビジネスパーソンの方も、ぜひ「無茶振り」を怖がらずに、むしろ楽しむくらいのスタンスでどんどん挑戦していってください! ワンポイント英語スラング「I am not crazy about something」 今日のワンポイントスラングは、「I am not crazy about something」です! 「something」の部分には、他の具体的な名詞などが入ります。 例えば、以下のように使います。 直訳すると「〜に対して狂っていない」となりますが、意味としては、その対象(上記の例で言うとコーヒーやビール)が「あまり好きではない」「ちょっと苦手なんだよね」という、マイルドに否定するニュアンスの表現になります。 知らないで聞くと「コーヒーに対して正気じゃないってどういうことだ?」と戸惑ってしまうかもしれませんが、日常会話でよく使われる定番のフレーズなので、ぜひ覚えておいてくださいね! 投資・協業・新規事業支援のご相談 石垣島・宮古島・ドバイを拠点に、ベンチャーファンド運営・起業支援・システム開発を行っています。お気軽にどうぞ。 お問い合わせフォームへ →

マインド

投資希望の方、協業希望の方

S&K Holdingsでは常に投資先、協業先の企業様を探しています。
シード段階のスタートアップ、事業継承、ポートフォリオへの投資、新規事業など、
まずはお気軽にご相談ください。

    お問い合わせ →