
新規事業アイデア
2025.04.05
「誰も解決できていない課題」こそが、ビジネスチャンスの宝庫
S&K Holdings
「起業のアイデアが思いつかない」と感じている方にこそ、知ってほしい大事な視点があります。
実は「誰も解決できていない課題」こそが、ビジネスチャンスの宝庫なのです。
今回は、日常の「ちょっとした不便」とどう向き合えば、ビジネスのヒントが見つかるのかをわかりやすく紹介します。
この記事はVoicyの「No. 290 誰も解決出来ていない課題を解決する」を基に執筆しています。
「仕方ない」病が奪うチャンス!解決されていない課題がお金を生む理由

課題に気づく視点こそが、アイデアの源泉になるのです。
人は日々の生活の中で、小さなストレスを抱えています。その結果、多くの人が「こういうものだ」と諦めてしまい、課題を見つけるチャンスを逃しているのです。
例えば、Voicyで語られていた事例では、飛行機の複雑な予約に3時間もかかった体験が紹介されていました。
- 複数都市を回りたい
- マイルを使いたい
- 時間指定したい
- 変更可能なチケットがいい
これらの条件を踏まえて予約するには、複数回の電話や調整が必要で、非常に手間がかかります。「もっとスムーズに予約できたらいいのに」と思う人は多いはずですが、今のところ、その不満を解決してくれるサービスは存在しません。
こうした状況こそが、「誰もまだ解決していない課題」と言えるでしょう。
そして、同じような体験をしている人がいればいるほど、ビジネスとしての需要は高いことを意味します。
【成功者の共通点】妥協しない心がイノベーションを起こす理由

「まあいいか」「仕方ない」と妥協してしまうと、大切な課題を見逃してしまいます。
しかし、「なぜ?」を突き詰めて考えることで、隠れていた不便が見えてきます。
例えば、旅行予約に3時間もかかるなら、
・なぜそんなに時間がかかるのか?
・何がボトルネックになっているのか?
・本当はどうなっていてほしいのか?
このように問題を深掘りしていくと、既存のサービスの限界が見えてきます。そして、「こうすればもっと良くなるのに」という解決策が浮かんできます。
このような視点を持っていると、日常の中にチャンスが見えてくるようになります。
「違和感」を武器にしろ!こだわり人間が未来の価値を創り出す理由

誰もが「まあ、そんなもんだよね」と流してしまうところに、不満を感じ、違和感を持ち、それを解消しようとする人こそが、未来の価値を創り出す存在です。
実際、多くの成功しているサービスは、身近な課題を出発点にしています。
- 掃除機を持ち上げるのが大変 → ロボット掃除機
- 人との待ち合わせが難しい → GPS共有アプリ
- 空き時間に部屋を貸したい → Airbnb
どれも、誰かの小さな「不満」から生まれたものばかり。
つまり、大切なのは特別な発想力よりも、「違和感に対して素直でいること」なのです。
アイデアそのものに価値はない

とはいえ、注意しておきたいのは「アイデア自体には価値がない」という点です。
思いついたアイデアを形にして、サービスや商品に落とし込み、世の中に提供してこそ初めて意味を持ちます。
そのため、アイデアを思いついたら、それをどのように実現するかを考え、実行に移していく姿勢が求められます。
「こんな課題がある」→「それをどう解決する?」→「どんなサービスになる?」→「誰に届ける?」
このように順を追って考えることで、自然とビジネスプランが組み立てられるようになります。
まとめ:小さなこだわりで、世界に大きな変革をもたらそう

最後に伝えたいのは、「些細なこだわりが、大きな価値につながる可能性がある」ということです。
他の人が気にしないようなことでも、「ここが気になる」「もっとこうだったらいいのに」と思えるなら、それは立派な起業のタネです。
誰もが「普通」と思っていることに「もっと良くできるはず」と感じられる人が、社会を少しずつ変えていく存在です。
だからこそ、あなた自身のこだわりや不満を見逃さないでください。
そこには、まだ誰も気づいていない大きな価値が眠っているかもしれません。
ワンポイント英語スラング:Photobomb
「Photobomb」とは、誰かが写真を撮っているときに、わざとそのフレームに入り込んで写り込むことを意味します。
日本語でいうと「写り込みドッキリ」に近い感じですね。
例えばこんな感じで使います。
That guy totally photobombed our group picture!(あの人、私たちの集合写真に完全に写り込んできたよ!)
有名人がファンの写真に突然登場するような場合、SNSでは「Celebrity Photobomb」といった表現も使われています。