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2025.04.14
批判されるほど売れる?みんなに好かれるアイデアが失敗する理由【成功する尖り方の法則】
S&K Holdings
「この商品、誰が見ても良さそうだね」「そのアイデア、無難で良いじゃん」
実は、こうした安心感が落とし穴になることがあります。
特にビジネスや新しい挑戦において、「誰からも否定されないこと」が成功につながるとは限りません。
むしろ、賛否が分かれるような尖ったアイデアの方が、強く人の心に響くことが多いのです。
今回は、アイデアと批判の向き合い方について解説します。この記事はVoicyの「No. 292 みんながなんとなく肯定することより賛否があることの方が良い」を基に執筆しています。
誰にも否定されないアイデアは、誰にも刺さらない

マーケティングにおいては、特にターゲットを絞ることが重要です。尖ったアイデアこそが、特定の誰かに強く響き、共感や口コミを生むきっかけになります。
新しいアイデアを出すたびに、このような意見が出ることはないでしょうか。
- 「似たようなのあるよね」
- 「それ、うまくいくの?」
- 「実現可能性が低いよね」
そこで全ての意見を取り入れて角を削ると、誰の心にも刺さらなくなります。
ビジネスにおいて「みんなに好かれる」を目指すのは今日でやめましょう。
反対されてもやりたい気持ちこそが、情熱の源

起業や新しい挑戦では、予想外のことが起きたり、壁にぶつかったりするのが当たり前です。
そんなときに支えになるのは「絶対にこれをやりたい!」という強い思いです。
でも、角を取りすぎて自分らしさを失ってしまったら、そのモチベーションすら失われてしまいます。
だからこそ「反対されても、これをやりたい」という熱意を大事にしてほしいのです。
賛否があるということは、それだけアイデアにインパクトがある証拠。
逆に、誰にも何も言われないものは、誰の心も動かしていない可能性があります。
「その声、本当にターゲット?」アドバイスの見極め方

「それ高すぎない?」「ニーズあるの?」と指摘されると、不安になることもあります。
しかし、その声を発した人は、本当にあなたの商品を買うターゲットでしょうか?
たとえば富裕層向けの冷凍おかずに対し、一般家庭の友人が「高い」と感じても、それは想定外の意見です。
大切なのは、実際にお金を払う人がどう感じるか。意見の重みは、購買の有無で変わります。
「いいね」だけでは不十分で、買った人の声こそ本物です。
だから否定されても、それがターゲット外なら悲観する必要はありません。それは「尖っている証拠」です。
否定や批判は、届いているサイン

何か新しいことを始めたとき、否定や批判を受けると落ち込みがちですが、それは「届いている証拠」でもあります。
本当に無関心なものには、誰も何も言いません。意見が出るということは、何かしら心に引っかかっているということ。
私自身も批判を受けたときは「よし!まだ角があるな」とポジティブに捉えるようにしています。
批判を恐れて角を削れば、自分らしさも消えてしまいます。
賛否があるということは、それだけ印象が強いということ。
だからこそ、自分の信じる方向に進む勇気が必要です。
まとめ:「好きに刺されば、それでいい」を掲げてビジネスに取り組もう

ビジネスでもアイデアでも、自分が本気で「やりたい」と思えることほど、多少の批判や否定はつきものです。
誰にも否定されない無難なアイデアより、賛否が分かれる強い思いのほうが人の心に届きます。
大切なのは、批判が本当にターゲットからの声かを見極めること。
自分の「やりたい」という情熱を信じて、角を削りすぎずに進みましょう。
否定は届いている証です。
誰かに否定されたときは「あ、自分の思いがちゃんと届いてるな」と、少しだけ笑える余裕を持てるといいですね。
ワンポイント英語スラング:The elephant in the room
今日のスラングは “the elephant in the room”。
直訳すると「部屋の中のゾウ」ですが、意味は「みんなが存在を知っているのに、あえて触れないでいる問題や話題」のことです。
たとえば、友達のグループで誰かが離婚したとします。その話を誰も口に出さず、でも全員がそのことを知っている…。そんな“気まずい空気”の原因が elephant in the room です。
Okay, let’s talk about the elephant in the room. (よし、この話題に触れようか)