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2025.01.07
離島で大人の起業ラジオ:ビジネス成功のカギは「ピボット」にあり!
S&K Holdings
こんにちは、瀬沼健吾です。今回のテーマは「ピボット」。
ビジネスをしていると一度は耳にするこの言葉ですが、皆さんはピボットについてどれくらいご存知でしょうか?
私自身の経験や具体例を交えて、ビジネスにおけるピボットの重要性についてお話ししていきます。
ピボットとは?
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「ピボット」という言葉は本来、バスケットボール用語で「回転軸」を意味します。片足を軸に固定して、もう片方の足で方向を変える動作ですね。
しかし、この言葉がビジネスで使われると、「会社の事業を方向転換する」という意味に変わります。
たとえば、BtoB向けだったサービスを中身を変えずにBtoCにしたり、ターゲットとする業界をシフトしたりすることもピボットの一例です。
意外と社会にはピボットがたくさんあります。
ひとりで起業していると、大小さまざまなピボットに直面します。
私も経験上、「ピボットこそが成功のカギ」と実感しています。その理由について、次に解説します。
なぜ、ピボットが必要なのか?
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ピボットがビジネスを成功させるために必要な理由は至ってシンプルです。
「やってみなきゃ誰にもわからないから」
最初のアイデアで絶対に成功する保証なんて、どこにもありません。
むしろ、一握りの天才以外、最初のアイデアを実行してもほとんどが失敗に終わります。
だからこそ、大事なのはトライアンドエラーを繰り返すことなんです。
ピボットを恐れずに新しい事業にどんどん方針転換することが、会社を成長させることに繋がります。
私は大企業の新規事業にコンサルとして携わることが多いです。
しかし、大企業ではピボットが行われないケースがほとんどです。その理由には「ビジネスリリースまでに時間がかかる」ことが挙げられるでしょう。
大企業の場合、新規事業をリリースするのに2年以上かかることも珍しくありません。しかし、社会の変化は目覚ましく、その間に市場が変化してしまうのです。
「じゃあピボットすればいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、さらにピボットする場合、大企業はまた同じような年月をかけてしまいます。
大きな会社ではこのような悪循環に陥りやすいです。しかし、これでは競合他社との競争に勝てません。
私がよく言うのは「新規事業のアイデア自体には価値がない」ということです。VC(ベンチャーキャピタル)も、アイデアより人や会社を重視して投資しています。
つまり、1つや2つの事業が失敗しても会社を存続させ、次に挑戦できるかどうかが鍵なのです。
では次に、実際にピボットをして大躍進を遂げた企業を見ていきましょう。
ピボットをして復活を果たしたビジネスの事例:mixi
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たとえば、mixiの例をご存じでしょうか?
かつて日本中でSNSサービスとして人気を集めていましたが、Facebookに市場を奪われてしまいました。それでも、彼らは会社を畳むことなく、ピボットしたのです。
具体的には、会社にあるリソースを最大限活かして、ゲーム事業にピボットしました。その結果、モンストが大ヒットし、現在では1,000億円規模の会社に成長しています。
優秀なエンジニアや会社としての実績や人脈がすでに形成されていたため、それを活かした結果、失敗からさらなる成功へと結びつけたのです。
私自身もピボットを成功させた経験があります。
私は、過去に音楽配信の事業を手掛けていました。しかし、メディア事業のため収益化までに時間がかかり、資金調達に苦戦していました。
そこで、始めたのが企業向けのDXコンサルです。
エンジニアなどのリソースはすでにあったため、それらを活かし、コンサル事業にピボットしました。
コンサル事業は収益化が早く、ピボットによって会社を成長させられたのです。
まとめ:ピボットの本質は「失敗を恐れない気持ち」
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ビジネスの失敗にフォーカスしすぎる必要はありません。
重要なのは会社に残っているリソースをどう活用するかです。
優秀なエンジニア、人脈、経験など、使える武器はたくさんあります。これらを駆使して別の分野で成功するのがピボットの本質です。
一度失敗を経験すると、成功率が上がるとも言われています。
失敗から学び、次の挑戦では地雷を踏まずに進めるからです。
尖った個性やスキルを持つ人は、こうした経験を糧にしてピボットを繰り返し、成功へとつなげる力を持っています。
ワンポイントスラング:「Take the edge off」
最後に、英語のスラングもご紹介します。
「Take the edge off」は、マリファナやお酒を摂取して心を落ち着ける、という意味です。
環境がピリピリしているときや気分が刺々しいときに使います。例えば、仕事でストレスが溜まった日は「I need a drink to take the edge off.」なんて言い方をするんです。
ピボットに関するお話と英語のワンポイントスラング、いかがでしたか?
今回のお話が皆さんのビジネスに少しでも役立てば嬉しいです。それではまた次回お会いしましょう!