マインド

2025.03.06

データ盲信はNG!ジョブズも実践した「最終決断は心の声が教えてくれる」の本質とは?

S&K Holdings

人生は選択の連続です。

日々の小さな決断から、人生を左右するような大きな選択まで、私たちはさまざまな局面で意思決定を迫られます。

多くの人は、情報を集めて論理的に分析し、最も合理的な選択をしようとします。

しかし、どれだけデータを揃えても、最後に背中を押すのは「直感」です。

今回は、ビジネスを成功させる意思決定には想いが重要な理由について、スティーブ・ジョブズの言葉を交えながら解説します。

この記事はVoicyの「No. 278 意思決定、最後は想い」を基に執筆しています。

分析だけでは決められない場面がある

意思決定において、データやロジックは非常に重要です
ビジネスでも日常生活でも、リスクを減らし、最善の選択をするためには情報収集が欠かせません。

しかし、いくら計算しても、どちらの選択肢にもメリットとデメリットがあることがほとんどです。

例えば、ある事業の方向性を決める場面で、経済的なリターンを重視すればAの選択肢が有利かもしれません。

しかし、もう一方のBの選択肢は、たとえ利益が小さくても、自分が本当にやりたいことかもしれない。

このような場面では、どちらを選んでも正解がないように感じます。

そんなときに大切なのが、物事に対する「情熱」や「想い」です。

成功者は最終的に、どちらが自分の価値観や信念に合っているかで意思決定をします。

スティーブ・ジョブズが語る「直感の力」— 成功する人の意思決定とは?

スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学のスピーチで、次のように語っています。

「最も重要なことは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。それらはすでにあなたが本当になりたいものを知っているのだから。」

この言葉は、まさに意思決定の本質を表しています。

データをもとに合理的な判断をすることは重要です。

しかし、最終的には「自分がどうしたいか」という「直感(想い)」が決め手になります。

想いを大切にする意思決定のメリット

では、ジョブズの唱える「心の声に従う」ことのメリットはどんなものがあるのでしょうか。

  • 後悔が少ない
  • 持続力が生まれる
  • 人を巻き込める

ひとつずつ見ていきましょう。

メリット①:後悔が少ない

合理的に考えて選んだ道でも、結果が思い通りにならなかったとき、「本当にやりたかったことを選んでおけばよかった」と後悔することがあります。

しかし、想いを大切にして決めた選択ならば、たとえうまくいかなかったとしても納得しやすいものです。

「自分で選んだ道だから仕方ない」と思えることで、後悔の感情を最小限に抑えることができます。

メリット②:持続力が生まれる

本当にやりたいと思えることには、自然とエネルギーが湧きます

たとえ困難な壁にぶつかっても、どうにか乗り越えたいと思えるのが、想いを持った選択の強みです。

一方で、データだけを頼りに選んだ道では、そのような持続力は生まれにくいです。

少しでもうまくいかなくなると「本当に続けるべきか」と迷ってしまいます。

想いが込められた選択ほど、強いモチベーションを持って取り組めるのです。

メリット③:人を巻き込める

自分が本気で取り組んでいることには、自然と周囲の人も興味を持ち、協力したいと思ってくれます。

想いが込められた行動には説得力が生まれ、仲間や支援者が集まりやすくなります。

結果として、一人では成し遂げられなかったことでも、多くの人の協力を得て実現できる可能性が高まります。

想いを大切にすると、自分の力以上の成果を生み出せます。

想いとリスクのバランスには注意しよう

ここまで、意思決定における「想い」の重要性について解説しました。

しかし、ビジネスの世界はマインドだけで解決できるほど単純ではありません。

事業であれば、採算が取れなければ継続できません。生活の中でも無計画に行動するのはリスクが高いですよね。

大切なのは、データと想いのバランスを取ることです

まずは論理的に選択肢を分析し、その上で自分の気持ちを確認しましょう。

「リスクを理解した上で、それでもやりたいのか?」と自問し、YESなら挑戦する価値があります。

まとめ:最終決断に迷ったら「データ+想い」で納得のいく選択をしよう

最終的な意思決定をする際、データやロジックだけでは決められないことがあります。

そのときに頼るべきは、自分の想いです

もちろん、リスクを考慮することは大切ですが、「本当に自分がやりたいことか?」を問い続けることで、納得のいく決断ができるでしょう。

自分の直感と信念を信じ、最良の選択をしていきましょう。

ワンポイント英語スラング:Packing Heat

「Packing heat」というフレーズを聞いたことがありますか?

これは「銃を持っている」という意味のスラングです。アメリカの映画やドラマでよく登場する表現で、「He’s packing heat.」と言えば、「彼は銃を持っているぞ」という意味になります。

日常会話ではほとんど使いませんが、映画などで耳にすることがあるので、意味を知っておくと理解が深まります。

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