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新規事業アイデア
2025.01.22
離島で大人の起業ラジオ:プロトタイピングから始める
S&K Holdings
皆さんはビジネス用語の「プロトタイピング」をご存知でしょうか。
新しいアイデアを実現可能な形にして、リスクを抑えつつテストする方法です。
この手法を活用すれば、問題点を見つけて改善し、成功の可能性を高められます。
この記事では、プロトタイピングの具体的なメリットや成功事例、活用に必要なツール、そして簡単に実践できる方法について解説します。
無駄な投資を避けて効率的に事業を進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
本記事は、Voicyの「No.250 プロトタイピングから始める」を基に記事を書いています。
はじめに:プロトタイピングとは?
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プロトタイピングは、製品やサービスを本格開発する前に試作版を作る方法です。
その目的は「新しいアイデアを具体化し、実際にテストする」ことです。
たとえば、スマホアプリを作る際、いきなり本開発するのではなく、簡単な試作品(プロトタイプ)を作り、動作確認やユーザーの反応をチェックします。
この方法の最大のメリットは、リスクを大幅に低減できる点です。
本開発には大きなコストがかかりますが、プロトタイプなら費用や時間を最小限に抑えられます。
また、問題点を早期に見つけて改善できるため、成功確率が上がります。
特に新しい事業では、このプロセスが欠かせません。
新規事業を始めるならプロトタイピングを活用すべき理由
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新規事業の立ち上げで直面する大きな課題は「資金」です。
たとえば、スマホアプリの開発を外注すれば、2,000~3,000万円もの費用がかかることが一般的です。
このような多額の投資は、成功が不確実な初期段階では大きなリスクです。そこで、プロトタイピングを活用すれば、リスクを抑えながら効果的に進めることが可能です。
限られた予算で事業の成功率を高めるには、プロトタイプの活用が不可欠です。
特にスタートアップや中小企業などでは、資金が限られている場合が多いでしょう。
無駄な投資を避けるためにも、積極的に取り入れることをお勧めします。
プロトタイプは簡単に作成できる
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プロトタイプは、専門知識や多額の予算がなくても手軽に作成可能です。
正直、以下の3つのツールを使えればOK。
- LINEビジネスアカウント
- Googleフォーム
- Googleシート
どれも無料または低コストで利用できます。もちろん、プログラミングスキルは不要です。
LINEで顧客対応を円滑に行い、Googleフォームで注文やフィードバックを収集するなど、これらのツールを連携させるだけで、複雑なシステムを使わずに実用的な仕組みを構築できます。
プロトタイピングの具体例「島コンシェルジュデリバリー」
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私が実際に展開している事業でも、プロトタイピングを活用しています。
石垣島発の「島コンシェルジュデリバリー」というフードデリバリーサービスは、プロトタイピングを活用して生まれた成功例です。
初期段階ではLINEとGoogleフォーム、Googleシートを組み合わせ、簡単かつ低コストでサービスをスタートさせました。
顧客がLINEで「お寿司を届けてほしい」と注文を送ると、その情報がGoogleシートで管理され、配達員が商品を届ける仕組みです。
初期費用は数万円程度で、複雑なシステム開発は不要でした。
決済には「スクエア」や「PayPay」を活用し、スムーズで便利な支払い環境を提供。
さらに、LINEで朝や昼におすすめメニューを配信し、マーケティング効果を高めました。
シンプルな仕組みで運用を始めた結果、石垣島の人口約5万人のうち、1,000人以上のユーザーを獲得。その後、宮古島など他地域にも展開し、現在では約4,000人もの利用者を抱えるまでに成長しました。
スタート時は小規模でしたが、ユーザーのフィードバックを活かして改善を重ねたことが成功の秘訣です。
今では独自アプリの開発も視野に入れるなど、新たなステップに進もうとしています。
まとめ:プロトタイプでビジネスのフローを掴もう
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新規事業を始める際、大規模投資はリスクが大きいもの。しかし、プロトタイピングを活用すれば、低コストで実験的に事業を始められます。
「島コンシェルジュデリバリー」の事例では、LINEやGoogleフォームを活用し、数万円の予算でスタートしました。
プロトタイプは小規模で始め、柔軟に改善を重ねることで、リスクを抑えつつ成功へと導く手法です。
新事業を考えている方は、この方法でスモールスタートを目指し、次のステップへの確実な足掛かりを築きましょう。
ワンポイントスラング「wedgie」
「wedgie(ウェッジー)」は、アメリカの子どもたちの間で使われるスラングで、「パンツを後ろから引っ張り上げるいたずら」を意味します。学園コメディ映画やドラマで見かけることも多く、ふざけ合いやからかいの中で使われる表現です。たとえば「He gave me a wedgie!(彼が僕にウェッジーをやった)」のように使います。
日本語に置き換えると動作のイメージが直接的すぎるため、ジョークとして軽い場面で使うのが適しています。映画やドラマを観る際、このスラングに注目すると新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。